膵臓癌の生存率

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すい臓がんは死亡率が高いことで知られています。
理由として、病気がかなり進行するまで自覚症状が表れないために早期発見が難しいということが挙げられます。
さらに、すい臓という臓器が位置する場所の複雑さゆえに、治療が難しいという事情がありました。
手術中に死亡するケースも他の部位のがんに比べて高い確率で発生しており、術後の経過も思わしくないという性質がありました。

しかし実はすい臓の場合、手術でがんの摘出を受けてもその一部が残ってさえいれば、本来の機能の大部分を、果たすことができるのです。消化機能も落ちる心配がありません。
さらに現在では手術の指針がはっきりと定まり、以前より格段に安全な状況で手術が行われるようになっています。
そのため、治療方法として以前よりも積極的に手術の実施が選ばれるようになりました。

最近の治療法として比較的芳しい成果をあげているのは、術中照射という治療方法です。
手術中に、すい臓とその周辺のがん組織に放射線照射をする方法です。
臓器の状況を直接確認して、確実にがん組織に照射することができ、がん組織周囲の放射線に弱い組織を避けて、局所的に治療することができます。1回だけで終了しますが、通常の外部照射を追加することもあります。

血管に入り込んでいる癌細胞に対しては血管置換術が行われますが、こちらはあまり効果が期待できないと言われています。
術後経過も良いとはいえない状況ですが、早期発見によって癌が小さいうちに手術をして成功する例も増えてきています。

膵臓がんの5年生存率

ガンと診断されたあとまたは手術後、5年が経過した時点で生存している人の割合を「五年生存率」と呼びます。
成人の場合、5年が経過すればその後は生存率に大きな変化が見られないことから、この時点での値を指標として用いることが多いのです。
すい臓がん患者全体での五年生存率は、手術を行った場合でも10パーセント前後と言われています。
ただし、すい臓がんが早期に発見できて、早い段階での手術が可能だった場合の五年生存率は、60パーセントを超えます。
やはり他の部位のガンと同様、早期発見が治療成功の鍵を握っているのですね。

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